中国語の勉強は難しい? まだ中国語が話せなくても、中国ではどんな体験ができる? 本場の中華料理はどんな味?
中国に興味をお持ちなら、きっとこのような疑問をたくさん抱えているでしょう。その答えは、中国へ渡るという最後の一歩を踏み出した学生、教師、研究者たちが語るリアルな体験談にこそあります。中華の国での暮らしをより深く理解していただくため、CLIは、CLIコミュニティのメンバーによる示唆に富んだ体験談をお届けするブログシリーズ「CLI Perspectives」を始めます。
永遠の幸運の街?
執筆:Conor Hand(CLI大学留学プログラムの学生)
私が美しい桂林の街にある仮の住まいに到着したのは1月30日、Chinese Language Institute での留学学期が始まる1週間前のことでした。中国の文化や言葉に直接触れた経験も、この国を旅した経験もない21歳の大学生として、私は中国にやって来ました。
それでも、こうした小さな問題に臆することなく、私は思いつきで「近く」の都市・昆明へ3日間の一人旅に出ました。昆明へは列車で行くのが一番いい(しかも一番安い)方法だと聞きました。桂林の街を何時間も歩き回って英語が通じる切符売り場を探し、硬臥(寝台)の往復チケットをなんとか手に入れました。
初めて中国の列車に乗り込むと、私は背が高く、ほとんどの乗客には荷物棚に手が届かなかったため、すぐに車両の「非公式の荷物係」になりました。旅が進むうちに、とても恥ずかしがり屋の男の子を紹介されました。両親が、ぜひ英語の練習をさせたいと言い張ったのです。私もこの機会に中国語を練習しようとしましたが、知っている「ni hao」と「xie xie」(こんにちはとありがとう)はすぐに底をつきました。
夜になると、その名のとおりの「硬臥」ベッドに倒れ込み、赤ちゃんの泣き声と道中何度もある停車にだけ邪魔される眠りに、やがて落ちていきました。

「魔法のよう」としか言いようのない15時間の列車の旅が終わりを迎え、私は「常春の街」にたどり着きました。やり遂げた達成感と疲労感、そして何よりも猛烈な空腹を抱えて。ほぼ丸一日かかる旅に食料をまったく持たずに乗り込むべきではなかったのです。そこで私は、典型的なアメリカの大学生なら誰もがするであろうことをしました。元気を取り戻すために、ほっとできる(西洋の)食べ物を探しに出かけたのです。
運よく、イギリス人とドイツ人の二人の男性に出会いました。中国に来た目的と、それ以上に一番近い西洋風のcaféの場所をちょっと尋ねたところ、翌日の石林と九郷風景区の観光に誘われました。昆明に1日滞在してから観光地の大理へ向かう、というのが当初の計画だったので、予定外でした。でも「郷に入っては郷に従え」ならぬ、中国では「お金持ちの投資銀行家について行け」というわけです。
二人は私を連れて行ってくれただけでなく、かなり高額だったその日の費用をすべて支払ってくれました。思いがけない親切について後から考え、きっとお金のなさそうなみすぼらしい大学生を気の毒に思ったのだろう、という結論に至りました。理由はどうあれ、その寛大さは忘れません。

土曜の朝早く、レンタカーで出発し、1時間あまりかけて石林へ向かいました。そびえ立つ雲南の山々を間近に見ることができましたが、広西の絵のようなカルスト地形の山々とはまったく違っていました。ユネスコ世界遺産のその場所に着いたとき、正直に言えば、「石林」が何なのかも、雲南省のどのあたりにいるのかも、一緒にいる人たちが誰なのかさえ、よくわかっていませんでした。それでも、この行き当たりばったりの旅に出た決断への迷いは、石林を初めて目にした瞬間に消えました。地面から突き出た背の高い奇妙な形の岩々は、見たことも想像したこともない光景でした。
その後、九郷風景区へ。主な見どころは、それ自体が驚異と言える独特な洞窟群でした。旅の終わりに二人と別れました。二人は静かな緑湖を見下ろす5つ星ホテルへ、私は5つ星ホテルを見下ろす、とてもユニークなユースホステルへ。心からの感謝を伝えました。

昆明で過ごした最終日は、冬の中国ではなかなかお目にかかれないと聞いていた太陽と青空を楽しみながら、街をできるだけ満喫しようと出かけました。午前中は、5,000頭以上の動物が暮らす有名な昆明動物園へ。珍しい動物たちに囲まれていたのに、周りの視線や「ni kan laowai!」(外国人を見て!)という声から、来園者にとっては私も動物たちと同じくらい見ものだったことがすぐにわかりました。この注目は敵意でも憧れでもなく、単なる好奇心からくるものだと気づきました。
動物園のあとは、有名な翠湖公園(グリーンレイク公園)で残りの時間をのんびり過ごしました。そこでは、地元の人たちが太極拳をしたり、歌ったり、踊ったり、体を動かしたり、湖に群がる数えきれないほどの鳥にエサをやったりしていました。その夜は地元のcaféに行き、英語を話す大学生くらいの若者の小グループと知り合いました。ひとりでKindleに夢中になっている寂しそうなlaowai(外国人)に気づいて、仲間に誘ってくれて、すぐに飲み物までおごってくれました。またも幸運が訪れました!
翌日、私はすっかりリラックスし、やり遂げた充実感を胸に桂林へ向かいました。いよいよ、今回の中国滞在の本当の目的である中国語の勉強です!帰りの硬臥(硬い寝台)に横になって旅を振り返りながら、すべてが本当に予測不能だったと思いました。あれから2か月近くが経ちましたが、中国での日々は「予測不能」という言葉がぴったりだと自信を持って言えます。たいていは行き当たりばったりで、いつも戸惑うことばかりですが、退屈することだけはありません。
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